【膝の痛み】ビィンディングシューズのグレードと膝のトラブルリスクの関係性

ある女性サイクリストの悩みでした。

ロードバイク歴半年程。

最近50kmを越えるロングライドを始めて色々身体に気づく事が出てきたみたいです。
中でも特に訴えているのが

膝が痛いー

ストレッチはちゃんとやっているのにー

この女性は腸脛靭帯炎だと自覚しているようでしたが、原因がわからないようでした。

バイクフィッティングの身体チェック(アセスメント)を行っていきますが、柔軟性は中程度で通常は問題はありません。
過去の怪我歴も無いようです。ただ運動歴が少ないようです。

バイクフィッティングでペダリングをチェックしてみます。側面の動きからは判断できませんでしたが、正面(前輪側)から脚の動きを見ますと、どうも重いギヤでは正しく縦の円軌道を描いていません。

当然動きやすいように適切なサドル高、前後、クランク長を変更しましたが、しかしこれだけではないのです。

使用機材に問題があります。
この女性の使用機材:

・シマノSPD SPD(2穴)ペダル

・歩きやすさを追求した設計のソールが柔らかいビィンディングシューズ

この問題点としては、SPDペダルとシューズの接点に遊び(ぐらつき)が多くあり、安定しない点があります。

柔らかいビィンディングシューズでのペダリングの様子

 

足元をクローズアップ

柔らかいビィンディングシューズは、個人差はありますが2~3時間程度で完結するカジュアルライドなど乗り降りや、店舗内の歩行を伴う使用目的ではとても便利です。

柔らかいソールで歩行に便利なシマノCT5

しかし柔らかいシューズはペダルとの接地面が小さいことから、同時に足が不安定になりやすくペダリングの乱れを生じやすくさせます。
特にスポーツ歴の少ない方は、筋力などもまだ発達していないので注意が必要です。

サイクリング中のペダリング回数を考えると、これらが原因で膝周辺の腱を痛めることも頷けるかと思います。

このシューズを使用し続けるとしての解決策は、場合によりクリートウェッジ or ITSウェッジ+前足部が柔らかい土踏まずをサポートするタイプのインソールとなります。足裏の内反角を補正して安定を生み出す方法です。

しかし、私のアドバイスとしては、シューズとペダルをまず変更して下さいと言います。

硬い素材としてはカーボンソールがあります。 ナイロンソールよりやや値段は高いですが、パワー伝達の向上や安定したペダリングを機材面で実現してくれます。

目的に合ったシューズ選びをして下さいということですね。

特にロングライドに挑戦するのであればペダルも踏み面が広く、安定性の高いビィンディングペダルを選んで下さい。

踏み面が広く足の遊び(ぐらつき)が少ないロード用ビィンデングペダル

シマノSPD-SL、LOOK Keo、Time、Speedplay、 MavicなどメジャーどころであればOKです。Speedplayはペダル自体は小さいですが、クリート側の面積が大きいのが特徴です。

 

そろそろ暖かくなってきましたし、ロングライドに挑戦する方は硬めのソールのシューズとロード用のビィンディングペダルをセットで購入しておくのも良いと思います。

硬いシューズの代表格シマノRC9

その女性サイクリストは後日シューズを新調しペダルシステムを変更して、再度足の内反角補正を行うクリートフィッティングを受けて頂きました。
現在では膝の痛みや脚の故障無くロードバイクを楽しんでいますよ。

Happy bicycle riding!

サンメリットBIKE FITスタジオ
伏見 真希門(ふしみ まきと)
IBFI (International Bike Fitting Institute)国際バイクフィッティング協会 Level4会員
BIKEFIT 公認バイクフィットインストラクター
RETUL 公認マスターレベルバイクフィッター
GURU 公認バイクフィッター
MotionLogic3D 公認バイクフィッター

 

 

 

 

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です