手のひらの快適性も向上させましょう。新メニュー「ブラケットスムーズ処理」のご紹介
みなさんこんにちは!
そろそろ暑さも一段落ですね。
スポーツバイクに乗るにも快適な季節に近づいてきました。
私もロードバイクを乗りますので、「快適」に乗るためにフィッティングには色々考え工夫をしています。
日々バイクフィッティングを行っていますと、お客様の悩み意外に多いのが「手のひらのしびれ」なんですね。
今回は手のひらをより「快適」になる加工を施してみました。
手のひらがしびれるというサイクリストは世界中にいます。ツールドフランスに出る選手にも多い悩みだそうです。
そこで海外のシンポジウムでもその解決策として実践されている方法をご紹介します。
私は職業柄色々なパーツについて知っておかなければいけないので、シマノ・カンパ・SRAMのパーツが付いたバイクを持っています。
今回私が使用するのは、最近流行のシャロー形状のドロップハンドルと特に相性の良くない、SRAMのシフターで加工してみました。
まず・・・バーテープを剥がす前の写真を撮り忘れました。(申し訳ありません)
気を取り直して・・
これはバーテープを剥がし、ブラケットフード(ゴムカバー)をめくった状態の画像です。
ブレーキブラケットとハンドルの間に大きなギャップ(段差)があります。
ブラケット側にもそれを埋めるゴムの出っ張りがあるのですが、バーテープを巻いた上だと凸凹になってしまいます。とても効果があるとは言えません。
この凸凹は走行中気になることも多く、のんびり派のライダーの中には手のひらの痺れを悩みにされている方も多いですね。
こういった症状の方々はグローブを変えてみたり、バーテープを変えてみたり色々工夫されているのですが、あまり際立った効果が無いようです。
結局バイクフィッティングという身体とバイクをマッチさせるには?観点で回答を出すなら、ブレーキブラケットとハンドルの肩までの接地面が均一でないため、手のひらの局部に圧力がかかっているが一番の原因となるわけです。特にハンドルとブラケットの境にギャップが大きい程この症状が出やすくなります。
そこで画像のようにブレーキブラケットとハンドルの隙間に特殊パテで埋め、上面を滑らかにしてみました。
ブレーキブラケット上面とハンドルまでが面一近くになったと思いませんか?
最後にバーテープを巻き直し、元通りにしました。ここまでの作業は約30分。
スムーズになったブレーキブラケット部-ハンドルは手に格段に快適になりました。
その後バイクライドに出かけましたが、非常に快適で安心感も向上しました。
手から得られる感覚も非常に大切で、バイクライドの楽しさも左右します。
さて当スタジオのサービスにこの加工サービスを新メニューとして加えることにしました。
名付けて「ブラケットスムーズ処理加工」とします。
これはバイクフィッティングと同時に行うオプションとなります。
材料費込み5000円(税抜)です。是非フィッティングの際にお申しつけ下さい!
サンメリットBIKE FITスタジオ
国際バイクフィッティング(IBFI)協会会員
伏見 真希門(ふしみ まきと)